声優、バイト、恋愛、友達・・・ いろんなものに振り回されて助けられても、うまくいかない日もあるさ☆
逢えたことに感謝
11月11日。丁度一年前の今日も雨だった。
あたしにとってこの日はポッキーの日なんかじゃなく、
小学校2年生から一緒だった、かけがえのない飼い犬がこの世を去った日。



かれこれ1年ぐらいコンちゃんの中はフィラリアっていう病気に侵されていた。ぜぇぜぇという苦しそうな息づかい。時折ものすごく咳き込む。

飼い主が注意して予防接種を受けさせていたらかかることのない病気。
後悔と申し訳なさで楽しかった思い出がまったく出てこなかった。


手術に向かう前に振り返ってあたしを見ていたあの目は今でも痛いくらい焼き付いている。あれが生きてるコンちゃんを見た最後だった。

手術は成功。


でもコンちゃんの体力が持たなかった。


動かないコンちゃんを車でつれて帰る。
静かに目をつむって、本当に呼んだらひょっこり起きてきそうな、眠っているような顔。
きれいな顔でした。


やがてお母さんが帰ってきてコンちゃんに会う。

まだあったかいね


そう言ってお母さんも涙が止まらない。



死んだことが信じられなくて何回もコンちゃんの入っている箱を開けてしまう。そしてそこにある現実にまた涙が落ちる。

庭で飼っていたから庭を見たらいるような気がして。


ペット霊園でお別れしてから、しばらく庭に出られなかった。
呼んでも来てくれなくて、冷たい風がぬれたほほに痛かった。



ペット霊園の方が、あたしが最後に顔を見せてほしいといって箱を開けたとき、
「まぁ、きれいなお顔」
といってくださった。
小さいときからあたしの自慢の子だったから、この言葉は嬉しくて、でもそんなあの子に何もできなかった自分が悔しくて、押さえ切れなくなった。



散歩もサボっちゃってごめんね。いっぱい遊べなくてごめんね。

最初は学校へ行く途中、寝る前、ふとした瞬間によみがえるコンちゃんへの思いに涙を流していたけれど。
今は家族ともあの子はこんなだったね、あんなだったね、と、思い出を語り合えるようになった。


早1年。もう1年。
今でも自慢のペットで。
ペットって言い方は好きじゃないから、
今でも自慢の家族。

この節目の日に改めて

ありがとう。



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